しまダイアリー

自転車の記録でも残したり残さなかったり

予想外の新ホイール

どうも。晴れた1週間の後は雨の1週間が来て、はよ梅雨明けやがれと思っている頃です。

 

今日のブログはタイトルの通りです。新ホイールです。

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ZIPP 303S

 

購入に至る原因は前回ブログを読めば分かりますが、今まで使ってた後輪に亀裂が入ってました。しかも気づいたのは九州CS直入のレース直前。

で次の週の土曜日は別府競輪場で1kmTTをしなくちゃいけない。これは迷ってる場合ではないと思って即購入。

 

日曜日レース後に買って届いたのは木曜日。

タイヤはアジリストTLRのほぼ新品に近いものがついていたのでそのまま使い回し。

で木曜日は雨だったので、金曜日の朝仕事前に30分程度乗って、土曜日競輪場でまた30分程度乗って、火曜日の仕事終わりに1時間半、50km程度トレーニングで乗りました。

この3回で何となくどんなホイールか分かってきたから書こうと思います。

 

ちなみに自分のホイール遍歴は

(プロペル)シマノ RS100→フルクラム レーシングゼロC17→(TCR、プロペル)FFWD F4R(チューブラー)→(プロペル)ZIPP303 firecrest(クリンチャー)→フルクラムレーシング3 C15

→(リアクト)Roval アルピニストcl→3T discus c60 ltd stealth

 

この中で印象に残ってるのはZIPP303 firecrest、Roval アルピニストcl、3T discus c60 ltd stealthの3つ。

先にはっきり言っておくと、303Sも含めて今までで1番良かったホイールは圧倒的に303 firecrestです。

まあなんでそうなのかも後々書いていけたらと。

 

で、今回比較でパワーデータ載せる?とか思ったけど、大学卒業で練習場所がほぼ変わって比較出来ない、タイヤが違うからホイール単体での評価にならない、303Sはまだパワーデータが全然取れてないので割愛します。(ログからデータを拾ってくるのが面倒なのもあるけど)

本当に機材に疎い人の体感でどんな感じなのかで書きます。

パワー値で評価したい理詰めさんには申し訳ない。

 

まずスペックから

· ZIPP 303 firecrest 2016(以下303FC、リム、クリンチャー)

リムハイト45mm、リム幅26.4mm(内幅17mm)、1480g

·Roval アルピニストcl(以下アルピニスト、ディスク、クリンチャー)

リムハイト33mm、リム幅26.5mm(内幅21mm)、1365g

·3T discus c60 ltd stealth(以下3T、ディスク、クリンチャー)

リムハイト58mm、リム幅25mm(内幅19mm)、1530g

·ZIPP 303S Tubeless Disc(以下303S、ディスク、チューブレス)

リムハイト45mm、リム幅28mm(内幅23mmフックレス)、1530g

 

(303FC、3Tは情報少なかったのでスペックが合ってるか不明です)

 

まずはホイールを空転させた時の滑らかさ。

303FC ≒ 3T > 303S > アルピニスト

 

303FCに関してはなんで回転が良かったのかよく分かりません。77/177ハブのおかげ?3Tはハブにセラスピのベアリングが入ってるようでかなり回りました。それに比べると303Sはゴリ感がある感じ。回転が渋いわけではなく、それらと比べるとまあ渋い感じがするよな〜程度。アルピニストは本当に回らない。スルーを締めるほど回転が渋くなる。誰かが言ってた気がするけど、玉押しを締めてるのと同じ現象のようらしいです。それが原因で遅かったとかは特にないですが。

 

次に平坦。

303FC ≒ 3T ≒ 303S ≒ アルピニスト(速度域によりけり)

 

これはまあハイトとリム幅の関係なのかなと。42~km/h以上なら3Tの圧勝かなーと思います。303Sだと同じスピードで少なくとも10wはパワー使わされる感じ。ただ35~40km/hはアルピニスト含め同じくらいかなと。ただ3Tはハイトが高いので横風に煽られやすく、303シリーズは45mmハイトでも煽られにくい。

で、今まで使ったホイールで303シリーズだけの特徴なのですが、30~40km/hで加速していく時に、35km/hあたりで1回、40kmあたりでまた1回脚が軽くなる感覚があります。パワーも少し下がってるようで、リムの重量によるものかなと。正直303Sでこの感覚になったのは驚き。303FCはその上にもう1回軽くなるタイミングがあった気がするけど、1年以上前だからその辺までは覚えてません。悪しからず。

なので40km/h以上の高速巡航なら3Tと303FCが優秀、踏んでて疲れないのは303シリーズ、ハイトの割に走るよアルピニストという感じです。

あと、303S以外の3つは6bar前後入れていたのが、303Sだけフックレスの関係で3.8bar前後で走りました。3.8barでもクリンチャーと遜色ない走りの軽快感でこれまた驚きました。

 

次は登り。

アルピニスト >> 303FC > 303S ≒ 3T

これはもうアルピニストの圧勝。3Tと銭瓶峠のパワーで比較すると、同じタイムで3Tより平均20wくらい低い。登ってる時の軽さが全く違いました。

303Sはまだ銭瓶で試せてないのですが、短めの登りでは多分3Tよりも速いかな?と思います。3Tと303S、登りで使うなら3Tより振りが軽い303S。というので303Sがちょい上。

 

そして、走ってる時の安定感。横風に煽られるとか、下ってて安心感あるとか、曲がる時どうだとか、、など。

アルピニスト ≒ 303FC ≒ 303S > 3T

アルピニストに関してはハイトが低いんでまず風で煽られないです。303シリーズもさっき書いたけど横風で煽られないです。下ってて突風でハンドル持ってかれるとかもなく、どっしりしてます。ワイドリムのおかげなのかな。

3Tは横風があるとかなり不安になりました。この間の直入も爆風で1コーナーで外にめちゃくちゃ押し出され、1回コーナーの途中でハンドルを取られてふらつく場面がありました。練習の時もかなり押されてたので風が吹いている時は怖かったですね。

曲がる時の印象だと303Sが圧勝かも。自分の思ったように曲がってくれる感じで、膨らみもせずオーバー気味でもなく。ホイールというよりフックレスの恩恵?

さらに、乗り心地が303Sは良い。路面のコツコツ感は来るのですが、それが手のひらまで来ない。ロングライドした時に間違いなくアドバンテージになります。

 

最後にスプリント

先に書いておきますが、スプリントはへっぽこなんであんまりあてにならないです。

303FC > 3T ≒ 303S > アルピニスト

かかりならアルピニストが1番良かったような気がしますが、伸びも考えると圧倒的303FC。スプリントでパワーが出せる人なら3Tが多分良いのかも。

ただ303FCの時が1番パワーを出せてたので、それも含めてあまりあてにならないです。

303SはFC同様かかりより伸びが良いと思います。

 

とまあいろんな所から考えてきたけど、総合的に考えると

303FC→バランスも完成度も高いかなり良いホイールで、個人的に1番良かった印象

アルピニスト→やはり登り特化、でも平坦もそこそここなせる

3T→平坦と下り特化しすぎ、登りは捨てorパワープレイ

303S→アルピニスト、3Tほど特化ホイールではなくバランスが整っていて使いやすい、どこでも使えそう

303FCほど進むわけでは無いけど、機材のとんでもない価格高騰の時代で中古10万でこのスペックなら文句ない

 

こんな印象ですね。一言で言うなら303S、価格の割にめちゃくちゃ良いですよ。

ここまでの走りだと、現行の303FC Discも気になります。

 

しかし、個人的デメリットもあるのでサラッと書いておきます。

·フックレス

ここはもう安全性に対する信用がまだありません。実際、タイヤが外れた事例を聞くので使っていて大丈夫なのかは疑問ではあります。

 

·比較的重たい

1500g台だから重くは無いと言えばそうだけど、リムハイトが3Tより13mm低いにもかかわらず重量が同じなのはなあ...。まあ価格が安いのでそこは目を瞑ります。

 

まあデメリット自体はこのくらいだと思います。

 

まだホイールを変えてから全然乗れてないので、303Sについては分かってないこともあると思います。しかし、目立つ特徴については分かったかなと思います。

 

8月は大分県の県体ロード、その次の週は椿が鼻ヒルクライムとイベント続きなので、303Sで勝てるように頑張りたいと思います。

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では👋